児童扶養手当の加算要求署名に協力を
2015年11月27日|カテゴリー:市民運動紹介
児童扶養手当(じどうふようてあて)とは、ひとり親家庭などの児童のために、国から支給される手当です。母子家庭(123・8万世帯)の場合、平均年間就労収入は181万円にすぎません。母子家庭の母親の正職員率は39%しかなく、パート、アルバイト等非正規雇用が47%です。パートの仕事を二つも三つも掛け持ちをしても収入は限られ、深刻な貧困に苦しめられています。父子家庭を含め、日本のひとり親家庭の子どもの貧困率は54・6%と、先進国で最悪の数字です。
こうしたひとり親家庭の生活を安定させるためにあるのが、児童扶養手当です。扶養している1人目の子どもには所得の制限はありますが、最高月額4万2000円が支給されます。しかし2人目には、どんなに所得が少なくても月額5000円、3人目以降は、月額3000円しか出ません。月5000円、3000円の水準では、子ども1人の1カ月の食費にも到底足りないのは明らかです。
こうした状況を打開するために現在、2人目と3人目の児童扶養手当の加算額を、せめて月1万円に増額するよう政府に要求したいと思います。子どもの貧困対策大綱にある「全ての子供たちが夢と希望を持って成長していける社会」を実現する第一歩として、署名に協力してください。署名は、 URL・https://www.change.org/からお願いいたします。問合せはTEL・03・5244・9990ひとり親を救え!キャンペーン事務局まで。