ジェンダー情報
2016年02月05日|カテゴリー:ジェンダー情報
【国会】参議院本会議で山口議員が民法改正について質問 1月28日
参議院本会議の代表質問で1月28日、公明党代表の山口那津男議員が「最高裁判所は昨年12月、女性再婚禁止期間を違憲とした。判決を受け、離婚後6カ月を過ぎないと女性の再婚を認めない民法733条の改正が必要だ」などと述べ、岩城光英法務大臣に見解を求めた。岩城大臣は、「現在、法務省において、最高裁判所の判決の趣旨を十分に踏まえ、必要な法案を今国会へ提出することを目指して検討を行なっている」と述べ、全体の見直しではなく100日に短縮するだけの民法改正の意向を示した。
また山口議員は「(最高裁判決の)趣旨は、立法府が立法政策として今後どうあるべきかを議論してもらいたいというものだった。社会や家族の構造が変わり、女性のライフスタイルや価値観が多様化する中、若い世代を中心に夫婦別姓のニーズは高まっている。最高裁判決の趣旨を踏まえ、今後国会で議論を深め、時代に応じた立法政策を決めていくのが政治の責任だ」と、選択的夫婦別姓制導入の必要性を主張した。
【国会】衆議院本会議で岡田議員が選択的夫婦別姓について質問 1月26日
衆議院本会議で1月26日、施政方針演説に対する代表質問で岡田克也民主党代表が、「昨年12月の最高裁判決は、夫婦同姓に関する規定は合憲としつつ、立法府の裁量の問題と指摘した。民主党提出の選択的夫婦別姓法案は、夫婦別姓を強制するものではなく、別姓という選択肢を用意するもの。国際的に見ても、日本のように法律で夫婦同姓を義務付けている国はまずない。総理が賛成できない理由について答弁を求める」と質問。安倍晋三首相は、「夫婦の氏の問題は、単に婚姻時の氏の選択にとどまらず、夫婦の間に生まれてくる子どもの氏の問題を含め、我が国の家族の在り方に深く関わる問題であり、国民の間にもさまざまな意見がある。最高裁判決における指摘や国民的議論の動向を踏まえながら慎重に対応する必要があると考えている」と導入に否定的な答弁をした。
【インフォメーション】
◆2月11 日(木・休)13:15?15:00
▼「女(わたし)のからだをとりまく魔のトライアングル
▼ゲスト:米津知子(DPI女性障害者ネットワーク)/大橋由香子(SOSHIREN女(わたし)のからだから)
▼会場: 国際基督教大学・本館213号室(武蔵境駅、三鷹駅)
▼参加費:無料
▼主催・問合せ:国際基督教大学ジェンダー研究センター(CGS) URL・http://web.icu.ac.jp/cgs/