２月26日に再稼働した福井県の高浜原子力発電所４号機が、29日になって緊急自動停止しました。この４号機は31年前に稼働し、４年７カ月も止まっていた古い原発です。本来、廃炉にするべきですが、再稼働の数日前にもボルト締め付け不足のため、放射能を含む一次冷却水漏れが発生していました。にもかかわらず、自社の利益を優先して強引に再稼働した関西電力の姿勢は許せません。

　それ以上に、一次冷却水漏れが起きながら原因究明のための再点検の指示もせず、再稼働を簡単に容認して緊急自動停止を招いた原子力規制委員会の責任はきわめて重大です。このような無責任極まる規制委員会や関電の暴走を許したら、大事故によって若狭や京都北部のみならず、関西一円の住民の命と健康が破壊される事態が起きかねません。

　そこで、グリーン・アクションや原発なしで暮らしたい丹波の会等の９団体は現在、(1)高浜原発４号機の原子炉緊急停止と一次冷却水漏えいの原因を徹底究明し、福井と関西の住民に説明すること。(2)高浜原発３号機も運転を即時に停止すること。(3)住民の安全を守るためには脱原発しかない。高浜３・４号の再稼働を断念すること――の三点を規制委員会と関電に要求する署名運動に取り組んでいます。ぜひ、ご協力ください。

●連絡先：グリーン・アクション TEL・075・701・7223。３月15日まで。署名フォームは、以下です。URL・http://urx.blue/spJd