ジェンダー情報
2016年04月01日|カテゴリー:ジェンダー情報
【地方】志摩市の公認撤回された碧志摩メグのポスター配布へ 3月25日
三重県志摩市観光協会は、「女性蔑視」との批判を受け昨年11月に同市が公認を撤回した海女萌えキャラクター「碧志摩(あおしま)メグ」のポスターを3月28日から無料配布すると発表した。大口秀和市長は25日の記者会見で静観する意向を示したが、地元からは「公的機関の観光協会が、なぜ騒動を蒸し返すようなことをするのか」と批判の声が出ている。(『毎日新聞』より)
【裁判】宮崎弁護士会 懲戒請求のあった「弁護士を懲戒しない」決定 3月23日
複数の客への強かん罪などに問われた宮崎市の男性の弁護士が、被害者に対し告訴取り下げを条件に、行為を盗撮していたビデオの処分を持ちかけた件が「脅迫のようだ」と問題になり懲戒処分請求の署名が昨年3月宮崎県弁護士会に提出されていた(本欄で既報)。この件について同弁護士会(町元真也会長)から今年3月23日付で「弁護士を懲戒しない」という「決定書」と「議決書」が、被害者支援団体のNPO法人「しあわせなみだ」中野宏美代表に届いた。
同弁護士会は「被害者が多大なる畏怖の念を抱いたとしても不思議ではない」「被害者心情に配慮したより慎重な措置を取るのが望ましかった」「やや慎重な配慮に欠ける部分も見られる」としながらも「全体として、適切な弁護活動の範囲を逸脱しているとまではいえず」として懲戒しない旨議決している。中野代表は「懲戒しないという決定は残念。しかし宮崎県弁護士会が、被告側弁護士の行為について問題点を指摘したことは非常に意義があると考えます」と一定の成果を認め、「〈改善が求められる〉行為について被害者支援制度の充実や、研修教育の徹底等、何らかの対応が必要ではないでしょうか」と今後の改善への要望を述べた。
【衆議院】選択的夫婦別姓について民主党の逢坂誠二議員が質問 3月23日
衆議院法務委員会で3月23日、民主党の逢坂誠二議員が選択的夫婦別姓制度について質問。議員は、「最高裁から、『国会で論ぜられ、判断されるべき事柄にほかならない』と、ボールがこちら側へ来ている状況の中で、論ずる場というのは、ありそうでいてなかなかない。その議論の柱というか核にするために、閣法を出すというのも一つの手だと思う」と述べ、岩城光英法務大臣に見解を求めた。同大臣が法案提出の意向を示さなかったため、逢坂議員は葉梨康弘法務委員長に対し、委員会で選択的夫婦別姓について議論する場を設けることを求めた。