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危険な放射能汚染土再利用の反対署名

 環境省は3月30日、東京電力福島第一原発事故後の除染で出た8000ベクレル/kg以下の汚染土を、驚くべきことに全国の公共事業で利用できるとする方針を決定しました。

 しかし原子炉等規制法に基づく規則においては、原発の解体などによって発生したコンクリートや金属などの再生利用の基準は100ベクレル/kgとなっています。今回の環境省方針は、実にこの80倍にもなります。汚染土利用後の降雨や浸食、災害等による環境中への大量放出も懸念されます。

 また、利用のための工事中においては、工事従事者も通行人も被曝します。大地震が発生すれば、道路の陥没、崩壊などがあちらこちらで発生し、汚染土がむき出しになるでしょう。今回の環境省の方針は、子どもたちも含め、全国の人々を被曝させるための壮大かつ危険極まりない「ナショナル・プロジェクト」にほかなりません。これを、断じて許すわけにはいきません。

 そのため、(1)この基準での汚染土の公共事業利用反対(2)「除染」「帰還」を前提とした、除染土再利用の政策見直し――等を環境省に求めた緊急署名を現在、呼びかけています。ぜひ、多くの皆様のご協力をお願いいたします。

 署名用紙は、国際環境NGO・FoEジャパンのHP URL・http://www.foejapan.org/からプリントアウト可能。HPからの個人署名もできます。問合せは、TEL・03・6909・5983まで。