2013年、東京都町田市の新小学１年生に配布される防犯ブザーが、市内の朝鮮学校の児童には配布されないという事件が起こりました。報道されると多くの抗議が町田市役所に寄せられ、結局防犯ブザーは配布。この件で町田市に朝鮮学校があることを知った人も多いのではないでしょうか。

　現在、約42万人が居住する町田市に在日コリアンは1000人程度。しかし戦後まもなく、在日コリアン自身の手で朝鮮学校は開校されました。それ以来、「ウリハッキョ（私たちの学校）」として慕われています。現在は中級部（中学校）を再建、生徒も増えていますが、財政的にはきびしい状況にあります。規模が小さいこともあり、町田市民もその存在を知らない人が多いのが現実です。

　そこで朝鮮学校を支援している日本人、教職員組合等が集まり、大阪の朝鮮高級学校のラグビー部の活躍を描いた映画『60万回のトライ』（朴思柔・朴敦史監督）を町田市で上映することになりました。この映画で真の朝鮮学校の姿を知ってほしいと思います。

▼『60万回のトライ』上映会
　６月26日（日）14時～／18時～（開場は各30分前）、東京都：町田市民フォーラム３階ホール（小田急線・ＪＲ町田駅、サウスフロントタワー町田）。1000円（中高生500円、小学生以下無料）。保育あり（要予約）。主催：「60万回のトライ」町田上映実行委員会。問合せ（TEL・090・3692・9382瀬戸）