沖縄県北部の「やんばるの森」は、ヤンバルクイナをはじめ、地球上でこの森や琉球列島にのみ生息し、独自に進化した固有種が見られ、特有の生態系が形成されています。また多くの絶滅危惧種を含む希少種や固有種が生息しており、世界的な生物多様性保全の上でも重要な地域とされています。

　この森の中の小さな集落である東村高江を取り囲むように、６カ所の米軍オスプレイ用離着陸帯が造成されようとしています。住民の強い反対にも関わらず、すでに２つは出来てしまい、耐えがたい騒音をまき散らしてオスプレイが昼も夜も飛び続けています。このため住民のなかには、子どもを近隣の集落に避難させた人もいます。

　今年７月になって隣接する国頭村安波の４カ所を造成するために、政府は日本中から５００人もの機動隊を派遣し、座り込みの抗議行動を非暴力で行う住民と支援者を暴力的に排除しました。この結果、頸部を圧迫された女性、ろっ骨を折られた男性など、３人が救急搬送されました。

　私たち国際環境ＮＧＯ･ＦｏＥＪａｐａｎら国内外の１５５団体は訴えます。「やんばるの森」を守るため、必死で抵抗を続ける人たちのために声をあげ、行動を！　そして、高江ヘリパッド建設中止を求める首相、防衛大臣宛の署名にご協力ください。
●署名は、以下のサイトから入れます。URL・http://www.foejapan.org/
●問合せ：TEL・090・6142・1807