台湾の元「慰安婦」記念館の支援を
2016年08月26日|カテゴリー:市民運動紹介
第二次大戦中、日本の植民地であった台湾から多くの女性が「看護」や「炊事」、「工場での作業」などの名目で軍や警察に召集されました。そして海外では海南島やフィリピン、中国、インドネシア、ビルマなどで「慰安婦」として働かされ、台湾では原住民の女性たちが、部落の近くにあった日本軍駐屯地で強かんされました。その数は2000人にものぼるとみられていますが、この7月16日現在、わずか3人が生存するのみです。
台湾の元「慰安婦」支援団体である婦女救援社会福利事業基金会(婦援会)はこれまで、「慰安婦」問題の記念館である「阿媽の家―平和と女性の人権舘」の建設に向けて努力してきました。その結果、この12月に台北市内の建物を借り、開館の予定となりました。「人権舘」は台湾の元「慰安婦」に関する人権運動の史料の保存と展示が中心で、さらに人権教育の研修会や、暴力を受けて保護された女性たちの就業訓練の場としても運営されます。
この間、「婦援会」は改築・維持に必要な多額の資金の募金を呼びかけてきました。私たち「台湾の元『慰安婦』裁判を支援する会」も、人間の尊厳を取り戻すため勇気を出して苦難の闘いを続けてきた台湾の元「慰安婦」被害者たちに対し、日本からの支援を呼びかけたいと思います。一口、1000円から。何口でも可能です。
●振込先:郵便振替00120-9-120613
●口座名:台湾の元「慰安婦」裁判を支援する会