今年６月、私たち「『戦争法』違憲訴訟の会」は、集団的自衛権の行使を認めた戦争法は違憲であり、「平和的生存権」が侵害され精神的な苦痛を受けたと、自衛隊出動の差し止めと１人１万円の国家賠償を求める訴訟を大阪地裁に起こしました。

　原告は７１２人で、東京や福島、高知でも同趣旨の訴訟が起こされています。そして今回、第２次提訴に向けた原告を募集することになりました。

　安倍内閣は11月初旬にも、南スーダンへの自衛隊派遣を予定しています。戦争法施行後の初めての派遣となり、しかも「駆けつけ警護」や「宿営地の警護任務」が与えられています。当然、これまでのＰＫＯで使用されたものよりも殺傷力の強い武器が持ち込まれ、実際に自衛隊員が戦争に巻き込まれる危険が高くなっています。

　そのため、第２次訴訟では南スーダンへの駆けつけ警護が予測される派遣を差し止めする請求訴訟を中心に、国家賠償請求訴訟もすることになります。原告の募集締め切りは、10月31日です。新たな委任状用紙も用意いたしますので、二度と戦争はしないと誓った戦後の平和が決定的に脅かされている現在、１人でも多くの方が第２次訴訟の原告になってくださるよう呼びかけます。

●問合せ：〒530-0047 大阪市北区西天満１-９-13 パークビル中之島５０１号
冠木克彦法律事務所気付 TEL・06・6315・1517