12月10日と11日の２日間、山口県の岩国市で、「2016岩国・労働者反戦交流集会」と関連の集会が開催されます。

　岩国市では来年、米軍厚木基地から空母艦載機59機が市内の海兵隊航空基地に移転が予定され、そのために愛宕山に２７０戸の米軍住宅が急ピッチで建設。さらに来年には、海兵隊の垂直離着陸が可能なＦ35Ｂ戦闘機も米本土以外で世界初の配備が予定されるなど、極東最大の航空基地が岩国に出現しようとしています。

　これは、海上自衛隊の基地も置かれた岩国が、朝鮮半島における戦争の最も重要な出撃拠点になることを意味し、沖縄の辺野古新基地建設、高江のヘリパッド建設と連動しているのは言うまでもありません。

　そこで交流集会では、全国各地で反基地闘争に取り組んでいるさまざまな団体が集まって情報を共有します。また、韓国からＴＨＡＡＤ（終末高高度防衛ミサイル）配備に反対する仲間も駆け付けます。岩国基地と愛宕山のフィールドワークも予定。

　さらに交流集会に先立つ10日13時半から、市内の「シンフォニア岩国」で「岩国★希望の祭」と題し、平和を訴えるさまざまな歌や踊りを若者たちが披露します。

　全国の皆さん。戦争のない時代を築くために、岩国にお集まりください。

●問合せ：岩国・労働者反戦交流集会実行委
●連絡先：TEL・0774・43・8721 FAX・0774・44・3102