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ジェンダー情報

【国会】参議院法務委員会で糸数議員が男女格差について質問 11月24日

 参議院法務委員会で11月24日、糸数慶子議員(沖縄の風)が「世界の女性議員比率は過去20年で倍増し、2割を超えているが、列国議会同盟(IPU)などによると、今年11月1日現在の下院女性議員比率のランキングでは、日本は9.3%で193カ国中159位、OECD加盟国34カ国では最下位という不名誉な状況だ」と述べ、クオータ制の導入国数を問うた。大塚幸寛男女共同参画担当審議官は、「本年4月現在、クオータ制の導入国は111カ国。うち議席割り当てを導入している国は24カ国、候補者割り当てを導入している国は54カ国、政党の自主的なクオータ制を導入している国は53カ国と承知している」と答弁した。
 自民党は16日、クオータ制導入に向けた政治分野の男女共同参画推進法案を、「女性の社会進出で社会全体が豊かになっているとは思えない」(西田昌司議員)や、「法律を作ることでかえって男女の対立が生じてしまう」(山谷えり子議員)などの意見により見送っている。糸数議員は、これらの意見は事実誤認であると批判。クオータ制導入の法案成立を求めた。

【NGO】「慰安婦」への謝罪勧告に不服の団体、女性差別撤廃委員長解任を求め署名 11月16日

「慰安婦の真実国民運動」(加瀬英明代表)は、国連・女性差別撤廃委員会が日本政府に対し元「慰安婦」に謝罪と賠償を行なうよう総括所見を公表したことを理由に、林陽子委員長の「即刻解任」を求める署名を11月16日、自民党の片山さつき参議院議員同席のもと外務省女性参画推進室長に手渡した。
 同団体は、「慰安婦」問題に関する総括所見を解任の理由としているが、国連の委員は出身国報告書審査には関われないことになっており、林委員長も日本政府報告書審査には一切関わっていない。片山議員はそのことを承知で林委員長の解任を求めており、極めて不当である。24日、外務省に経緯を尋ねると、「片山議員から、女性参画推進室長が新しく替わられたので挨拶をしたいということだったので議員会館に伺ったところ、署名を渡された」と困惑していた。

【インフォメーション】

◆12月12日(月)18:30~20:30
▼台湾におけるジェンダー主流化と女性運動の展開
▼講師:福永玄弥(日本学術振興会特別研究員)
▼会場:お茶の水女子大学本館1階カンファレンスルーム(地下鉄茗荷谷駅)
▼参加費:500円
▼申込み:アジア女性資料センター TEL・03-3780-5245 FAX・03-3463-9752 Mail・ajwrc@ajwrc.org