12・20沖縄基地ごまかし「返還」に抗議・官邸前
2016年12月16日|カテゴリー:市民運動紹介
安倍政権は沖縄の民意を踏みにじり、全国から500人超の機動隊を現地に投入しています。高江ヘリパッド建設現場へ通じる県道70号線は法的な根拠も曖昧なまま封鎖され、反対する住民や市民は暴言や暴力に晒されています。さらに現場のリーダーをはじめ複数市民を不当逮捕するなど弾圧も強化。ヘリパッド建設の突貫工事を遮二無二推し進めています。
このほど沖縄島「北部訓練場」の基地返還が報じられましたが、米海兵隊の「戦略展望2025」では、使用不能・不要な基地を返還し、使い勝手のいい場所に新基地を配置するとしています。安倍晋三首相が言う「1972年『本土復帰』後、最大規模の米軍基地返還」は、沖縄島北部一帯の軍事要塞化、辺野古、高江、伊江島を結ぶトライアングル体制の構築に他なりません。奄美や先島諸島への自衛隊配備を加えれば、日本「復帰」後最大級の軍事強化が進んでいる。「負担軽減」という政府の喧伝もまったくのまやかしなのです。
高江ヘリパッドの一部完成と北部訓練場返還を記念し、政府は12月20日に首相官邸で、22日には那覇でセレモニーを開催するとしています。この"ごまかしの式典"を糾弾するため、私たちは12月20日(火)18時半から東京・首相官邸前で抗議行動を予定しています。〈北部訓練場ごまかしの「返還」――何が「返還」式典だ! 12・20官邸前抗議行動〉。問合せは「沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック」TEL・090-3910-4140まで。