【NGO】「慰安婦」問題でバッシングを行なう片山参議院議員へ申し入れ　1月11日

　国連女性差別撤廃委員会が元「慰安婦」への謝罪と賠償を行なうよう勧告したことを機に、片山さつき参議院議員が林陽子委員長の責任であるかのように批判し、事実上解任を求めていることなどから、日本女性差別撤廃条約ＮＧＯネットワーク（ＪＮＮＣ）が11日、片山議員に申し入れ書を送付した。

　片山議員は国会質疑で、「松井やより氏等々の後継に当たる方」「非常に強いご主張を持たれた方」が、「日本側の代表として、委員長になっておられるのか」などと述べている。これに対しＪＮＮＣは「（松井やより氏等々の後継に当たるとは）どのような事実をもってそのように断言なさるのか」と根拠を求めたほか、「『日本側の代表として』との認識にも誤り」「23人の委員は（略）十分な能力を有する専門家であり、個人の資格で職務に当たる」「委員会のルール上、委員は自国の報告書の審議には関与せず、独立性と不偏不党性を貫いています」などと指摘。そのうえで、「国会議員として、条約及び確立された国際法規を誠実に遵守すること」や「発言は、事実確認と公正な情報に基づく調査に立脚して行っていただきたいこと」などを申し入れた。申し入れ書の全文はウェブサイトで読める。
URL・http://www.jaiwr.net/jnnc/20170111katayama.pdf

【政府】働き方改革について意見募集 1月27日まで

「働き方改革実行計画」の年度内の取りまとめに向け、厚生労働省では1月27日まで、同一労働同一賃金など非正規雇用の処遇改善や時間外労働の上限規制の在り方、子育て・介護と仕事の両立など働き方改革などについて意見を募集している。意見は所定の様式で電子メールか郵送で受け付ける。詳しくはウェブサイトで。
URL・http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000148320.html

【インフォメーション】

◆1月26日（木）14:30～
▼通称使用裁判控訴審第1回口頭弁論
▼場所：東京高裁825号法廷
▼問合せ：さかきばら法律事務所（早坂）TEL・03-3512-0536

◆1月27日（金）18：00～20：00
▼公開シンポジウム 家族とジェンダーをめぐる法律案・政策がはらむ諸問題
▼登壇：本田由紀、二宮周平、千田有紀、若尾典子、内藤忍、伊藤公雄、後藤弘子
▼場所：東京大学赤門総合研究棟２階A200番教室
▼主催：日本学術会議社会学委員会ジェンダー政策分科会