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ジェンダー情報

【裁判】日大第三学園の教師に通称使用を認める和解成立 3月16日

 東京都在住の女性教師が、旧姓の使用を認めないのは人格権の侵害であるとして、勤務先の日大三高・三中を運営する学校法人日本大学第三学園を相手に使用を求めた訴訟の控訴審で16日、女性の請求をほぼ認める和解が成立した。
 17日、女性は代理人を通し「自分本来の姓が使えるようになり、大変嬉しく思います。今後も教師という仕事に誇りを持って、子どものため、社会のために力を尽くす所存です」とコメントを公表。代理人の榊原富士子弁護士は「旧姓使用が認められなかったことで女性教諭が困難な状況にあったことを学校側が理解してくれた」と評価する一方、「通称使用できればすべての問題解決ではない」と選択的夫婦別姓の必要性についても言及した。女性は今年4月1日から旧姓の通称使用が認められる。

【国会】参議院内閣委員会で相原議員がAV出演強要問題について質問 3月9日

 参議院内閣委員会で9日、民進党の相原久美子議員がAV出演強要といわゆるJK(女子高生)ビジネスに関する調査結果の概要について質問。内閣府と警察庁に報告を求めた。
 内閣府の武川恵子男女共同参画局長は、「内閣府が行なった調査結果として、モデル、アイドル等の勧誘等を受けて契約した人のうち、契約時に聞いていない又は同意していない性的な行為等を求められた経験がある人は26.9%で、そのうち求められた行為を行なったと答えた人は32.1%。どこかに相談した人は34.3%で、6割以上の方が相談していない。相談先は友人・知人、家族・親族が多く、学校の教員や公的相談機関、警察、民間の相談機関に相談した方はいずれも少数だった」と答弁。警察庁の山下史雄生活安全局長は、警視庁が昨年摘発した店舗に在籍していた18歳未満女子児童への調査報告として「稼働するきっかけは54.8%が高額収入、59.5%が遊興費と回答した」と答弁した。

【インフォメーション】

◆4月10日(月)19:00~21:00
▼世界がパリテ(男女均等)になったら
▼登壇:野田聖子、山尾しおり、池内さおり、鎌田華乃子、諏訪原健、濱田すみれ、高木美智代、三浦まり
▼会場:港区立男女平等参画センター「リーブラ」ホール(JR田町駅、地下鉄三田駅)
▼参加費:1000円(学生、非正規、25歳以下は無料)
▼申込み:URL・http://kokucheese.com/event/index/455742/から
▼主催:パリテ・キャンペーン実行委員会 Mail・parite50@gmail.com