イベント情報 関連イベントや読者会イベントなどをご案内いたします。

ジェンダー情報

【政府】男女共同参画会議開催 5月25日

 政府は5月25日、首相官邸で第52回男女共同参画会議を開催し、「女性活躍加速のための重点方針2017」の骨格を決定。男性の家事・育児等への参画機会の創出など意識変革の推進、性犯罪や配偶者等からの暴力などの根絶に向けた取組の推進、長時間労働の是正や非正規雇用労働者の待遇改善など、来年度予算案に反映させる施策について提言を取りまとめた。
 提言には、マイナンバーカードやパスポートへの旧姓併記の拡大に向けた検討のほか、銀行口座の開設等で旧姓使用がしやすくなるよう働きかけることなど、結婚後の旧姓使用拡大が盛り込まれた。政府は、具体策を盛り込んだ「重点方針2017」を6月上旬に決定する。

【海外】台湾で同性婚禁止に違憲判決 5月24日 

 台湾の司法院大法官会議(憲法裁判所に相当)は5月24日、「同性同士での結婚を認めない民法は憲法に反する」という判断を下した。大法官会議は台湾の立法院(国会に相当)に対し、2年以内に民法を改正するか、新たな法律を施行するよう命じた。アジア初の同性婚が実現する可能性がある。(CNN、BBCほかより)

【国会】参議院法務委員会で糸数議員が夫婦別姓について質問 5月23日

 参議院法務委員会で5月23日、沖縄の風の糸数慶子議員が選択的夫婦別姓について質問した。議員は「かつて政府は、結婚に伴う氏の変更が職業生活にもたらす支障を解消する観点からも選択的夫婦別氏制度について国民の議論が深まるよう努める、と答弁をしていた。ところが、安倍政権になると、国民の間にも様々な意見があることから慎重な検討が必要、と後退。一部の価値観を尊重し、多様化を認めないことになるのではないか」と質問。金田勝年法務大臣が「国会における議論の動向を注視しながら、慎重に対応を検討する必要がある」と答弁したため、糸数議員は「法改正されないため、やむを得ず事実婚に至る、ペーパー離婚をするカップルが増えている。法律婚主義といいながら、自分の名前を名のり続けたいカップルには法律婚させない制度を放置している」と指摘した。

【インフォメーション】

◆6月8日(木)11:15~12:30
▼最高裁判決と国会の不作為を問う!選択的夫婦別姓を求める院内集会
▼会場:参議院議員会館1階101会議室(永田町駅、国会議事堂前駅)
▼申込み:不要
▼参加費:無料
▼主催:mネット・民法改正情報ネットワーク
URL・http://www.ne.jp/asahi/m/net/