【政府】女性の婚姻最低年齢引き上げの民法改正案が閣議決定　3月13日

　政府は13日、女性の婚姻最低年齢の16歳を男性と同じく18歳とする民法改正案を閣議決定し、実現へ踏み出した。
　女性の婚姻最低年齢の規定は、1898（明治31）年に15歳から16歳に引き上げられて以降、120年間変わっていない。しかし、女性の進学率が高まったことや男女平等の見地から、法制審議会が見直しの検討を行ない、1996年に選択的夫婦別姓制導入や婚外子相続差別規定の是正、再婚禁止期間の見直しなどとともに民法改正を答申していた。また、国連も18歳未満の婚姻を「児童婚」とし、日本政府に引き上げを再三勧告していた。
　同規定の民法は今国会で改正される見込みだが、そうすると、96年の法制審答申の四つの柱のうち、改正されないのは選択的夫婦別姓制導入だけとなる。

【インフォメーション】

◆3月23日（金）18：30～
▼集会「日本をジェンダー平等社会に！　カギは女性差別撤廃条約選択議定書の批准」
▼講師：山下泰子（文京学院大学名誉教授）
▼会場：文京区男女平等センターB研修室（地下鉄本郷三丁目駅、春日駅）
▼参加費：500円
▼主催：日本女性差別撤廃条約NGOネットワーク（JNNC）FAX・03-5905-0365（国際女性の地位協会方）

◆3月24日（土）13：30～17：30
▼名古屋大学ジェンダー・リサーチ・ライブラリ開館記念講演会「女性史の過去と未来」
▼講師: ナンシー・F・コット（ハーバード大学教授・アメリカ史）
▼会場：名古屋大学ジェンダー・リサーチ・ライブラリ2階レクチャールーム（地下鉄名古屋大学駅）
▼言語：英語（日本語通訳あり）
▼参加費：無料
▼共催：名古屋大学ジェンダー・リサーチ・ライブラリ、公益財団法人東海ジェンダー研究所 TEL・052-747-6981　Mail・grl@adm.nagoya-u.ac.jp　URL・http://www.grl.kyodo-sankaku.provost.nagoya-u.ac.jp/archives/413

◆3月27日（火）14：00～17：00
▼足立眞理子先生退任記念講演「批判理論としてのジェンダー研究：フェミニスト経済学の可能性を求めて」
▼トークセッション：足立眞理子、伊藤るり、伊田久美子、上野千鶴子、大沢真理、大橋史恵、奥村則子、落合絵美、長田華子、本山央子
▼会場：お茶の水女子大学共通講義棟2号館-101（地下鉄護国寺駅、茗荷谷駅）
▼参加費：無料
▼参加申込み：ウェブより要申し込み URL・https://goo.gl/afmkhA
▼主催：同実行委員会 Mail・adachi20180327@gmail.com