ジェンダー情報
2018年03月23日|カテゴリー:ジェンダー情報
【裁判】事実婚夫婦が別姓での婚姻届の受理を求め審判申し立て 3月14日
東京都や広島県の事実婚夫妻4組が14日、夫婦同氏を定める民法750条の規定が「法の下の平等を定めた憲法に違反する」として、別姓での婚姻届の受理を求める審判を東京家裁や広島家裁に申し立てた。4月には東京地裁と広島地裁に国家賠償訴訟も起こす予定。
申し立て後、都内在住の事実婚夫妻ら3人が弁護団とともに会見を行なった。事実婚の妻は「相手の名前も自分の名前も大事にしようとしたら、法律婚の枠に入れなかった」と話し、夫も「選択的夫婦別姓で一体誰が困るのか、大きな疑問を感じながら今回の申し立てをした」と、事実婚に至る経緯や申し立てへの思いを述べた。別の事実婚の妻も「事実婚では法律婚の夫婦が持つ権利に及ばないことがある」と訴えた。
同日夕方には、参議院議員会館で報告集会を開き、国会議員11人を含む約80人が参加。訴訟を支える会も発足した。詳しくは弁護団(さかきばら法律事務所内)へ TEL・03-3512-0536
【国会】杉田水脈議員の事実誤認発言の議事録訂正を求める文書をwamが送付 3月11日
アクティブ・ミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」(wam)は11日、衆議院事務局に対し、9日の衆議院内閣委員会で事実と異なる発言を行なった自民党の杉田水脈議員の発言の事実確認と議事録の訂正を求める文書を送った。
委員会質疑で杉田議員が、「wamという団体は、実は2000年に女性国際戦犯法廷・・・という疑似法廷を行いました(略)18年前からwamというところとソウルとは手を組んでやってきた」と発言したことについて、wamは、「当館の設立は2005年であり事実と異なる」と指摘し、公的な文書である衆議院内閣委員会議事録に「誤った事実が未来永劫、記載されることがなきよう」にと訂正を求めている。
衆議院事務局は内閣委員長に報告したうえで杉田議員に伝えており、「最終的には杉田議員が判断することになる」と話した。
【インフォメーション】
◆4月7日(土)13:30~16:45
▼シンポジウム「働き方改革をジェンダー視点で斬る~人間らしい働き方と生活(ディーセントワーク)は実現するのか?」
▼登壇:大脇雅子、田宮遊子
▼会場:大阪・ドーンセンター大会議室3(天満橋駅)
▼資料代:1000円(学生・非正規700円)
▼事前申込み:メールで(当日参加も可)
▼主催:フォーラム 労働・社会政策・ジェンダー Mail・tnforum2013renraku@gmail.com