【政府】男女間における暴力に関する調査報告を公表　3月23日

　内閣府は3月23日、「2017年度男女間における暴力に関する調査報告書」を公表した。この調査は、昨年12月に全国の20歳以上の男女5000人を対象に行なわれたもので、3376人が回答している。
　報告書によれば、女性の3人に1人、男性の5人に1人が、配偶者から身体的暴行、心理的攻撃、経済的圧迫、性的強要などの暴力被害の経験があり、女性の13.8％は何度も受けていた。被害経験者のうち命の危険を感じたことがあると答えたのは女性で15.0％、男性は3.1％だった。また、女性の約6割が相談をしているのに対し、男性の約7割は誰にも相談していなかったこともわかった。このほか、交際相手からの暴力の被害経験や、無理やり性交等された経験などが調査項目となっている。詳しくはウェブサイトで。
URL・http://www.gender.go.jp/policy/no_violence/e-vaw/chousa/pdf/h29danjokan-gaiyo.pdf

【国会】選択的夫婦別姓についての議論が活発化　３月20日～23日

　内閣府が2月10日に公表した「家族の法制に関する世論調査」で、選択的夫婦別姓に賛成が反対を大きく上回ったことなどから、国会質疑で選択的夫婦別姓導入を求める議員が相次ぎ、各党の動きも活発化している。質問した議員は次のとおり。
3月20日 國重徹衆議院議員（公明）
3月22日 糸数慶子参議院議員（沖縄の風）
3月23日 井出庸生衆議院議員（希望）
3月23日 小川敏夫参議院議員（民進）、糸数議員
なお、野党は議員立法案の準備を進めており、近く提出する予定だ。

【インフォメーション】

◆4月10日（火）11：30～13：30
▼女性議員誕生から72年　　推進法成立で次のステップへ！
▼リレートーク：林陽子（国連女性差別撤廃委員会委員）、糠塚康江（東北大学教授）、山口二郎（法政大学教授）ほか
▼会場：衆議院第一議員会館 地下１階大会議室（地下鉄永田町駅、国会議事堂前駅、溜池山王駅）
▼参加費（資料代）：500円
▼主催：クオータ制を推進する会 FAX・03-5304-7876 Mail・q-book2013@bpw-japan.jp

◆4月19日（木）19：00～20：30
▼第62回女性の地位委員会（CSW62）参加報告会
▼会場：渋谷男女平等ダイバーシティセンター・アイリス会議室1、2（渋谷駅）
▼資料代：800円（学生500円）
▼申込み：URL・http://jp.ajwrc.org/3009 内のウエブフォームから
▼主催：アジア女性資料センター