ジェンダー情報
2018年04月13日|カテゴリー:ジェンダー情報
【性教育】古賀都議に性教協が「教育への不当な介入」と抗議声明 4月6日
自民党の古賀俊昭・東京都議会議員が3月16日の文教委員会で、都内の中学校で行なわれた「自分の性行動を考える」という授業について「不適切な性教育の指導がされている」と質問し、都教育委員会が関係者への「指導」を進めると答弁したことについて、一般社団法人"人間と性"教育研究協議会(性教協)は問題視。4月6日、都議と都教委による「教育への不当な介入」に抗議し、包括的性教育の推進を強く求める声明を出した。
声明は、古賀都議が「教育の自主性を侵害」「不当な支配」にあたると認定された「こころとからだの学習裁判」(2013年最高裁決定)の結果を真摯に受けとめて質問を撤回することのほか、都教委に対しても、上記裁判結果を真摯に受けとめ、「指導」を中止し性教育の推進を支援することも求めている。
【女人禁制】日本相撲協会に「大峰山女人禁制」の開放を求める会が抗議声明 4月6日
京都府舞鶴市で開かれていた大相撲の春巡業「大相撲舞鶴場所」で、土俵上で挨拶中の多々見良三・舞鶴市長が倒れたため、女性の医療関係者が土俵にあがり心臓マッサージをしたところ、少なくとも3回「女性の方は土俵から降りてください」という場内アナウンスがあったという。さらに女性らが土俵から降りた後、相撲協会関係者が大量の塩をまいたと報道された。
このことについて「大峰山女人禁制」の開放を求める会は6日、日本相撲協会・八角理事長あてに抗議声明を出した。
「まかれた塩は、女性に向けられたものであり、『女人禁制』の名のもと、救助にあたった女性をはじめ、すべての女性を貶める行為である」「男女共同参画社会をめざす日本で、『女人禁制』が人命より大切といったことが許されていいはずがない」などとして「科学的な根拠がない女性蔑視の『女人禁制』を根本から見直すこと」を要望している。
【インフォメーション】
◆4月21日(土)14:00~
▼『わたしを生きる知恵』出版記念 世代を超えてフェミニズムの原点を語る
▼登壇者:河野貴代美(元お茶の水女子大学教授)、三浦まり(上智大学教授)、是恒香琳(日本女子大学大学院在学)
▼会場:上智大学2号館401号室(四ッ谷駅)
▼参加費:1000円
▼申込み・問合せ:同実行委員会 Mail・wdahkjp@mame.run
URL・http://kokucheese.com/event/index/510820/