ジェンダー情報
2018年08月31日|カテゴリー:ジェンダー情報
【入試差別問題】「医学部入試における女性差別対策弁護団」が緊急ホットライン実施 8月25日
東京医科大学の入試で女子受験生が差別的に扱われていた問題で、21日に発足した女性差別対策弁護団(共同代表:角田由紀子、打越さく良)が25日に緊急ホットラインを実施した。対象は、過去に東京医大を受験した方、その家族など。 弁護団によれば、当日は電話が鳴り止まない状態で、つながって相談を受けたのは55件。成績開示と受験料返還の要求が多かったという。事務局長の山崎新弁護士は、「『不合格だと思って医者になることを諦めてしまったので悔しい』と涙ながらに話す元受験生がいた。また、地方からの電話も多く『わざわざ東京まで受験に行ったのに』と、交通費・宿泊費もあわせて返してほしいという親もいた」と話す。
弁護団は今後、内容を集計して救済方法などを話しあう予定。相談は随時メールMail・igakubu.sabetsu@gmail.comで受け付けている。
【裁判】第2次別姓訴訟で事実婚夫妻が陳述 8月23日
第2次別姓訴訟の東京地裁立川支部に提訴された裁判の第1回口頭弁論が23日に開かれ、17年間事実婚をしている夫妻が意見陳述を行なった。 女性が「夫と私は、『お互いに相手が改姓することを望まない』という、その一点のみのために、法律上の夫婦になることができず、17年が経ちました。2015年の夫婦別姓訴訟における最高裁の判決後、法律的な夫婦になるのは半ば諦めていましたが、夫婦別姓を希望している方々と思いを共有するうちに、『私はやっぱり夫と法的に結婚したいのだ』『社会的にも夫婦として認められたいのだ』という気持ちを新たにしています」と涙ながらに訴えると、傍聴席からすすり泣く声が聞かれた。
【インフォメーション】
◆9月3日(月)13:00~18:00
▼日本学術会議公開シンポジウム「セクシュアル・ハラスメントをめぐる法政策の現状と課題―ハラスメント根絶に向けて―」
▼登壇者:浅倉むつ子、井上久美枝、谷口真由美、まきけいこ、林美子ほか
▼会場:日本学術会議講堂(地下鉄乃木坂駅)
▼参加費:無料
▼申込み:不要
▼主催:日本学術会議法学委員会ジェンダー法分科会
◆9月15日(消印有効)まで
▼2018年度「市川房枝女性の政治参画基金」の助成希望者を募集
▼助成対象:女性の政治参画の推進につながる女性団体や個人の活動や調査研究等
▼問合せ:市川房枝記念会女性と政治センター
URL・https://www.ichikawa-fusae.or.jp/activity/fund/