ジェンダー情報
2018年10月05日|カテゴリー:ジェンダー情報
【裁判】第2次別姓訴訟で事実婚の女性が陳述 10月1日
第2次別姓訴訟の東京地裁に提訴された裁判の第2回口頭弁論が1日に開かれ、2002年10月に法律婚したものの、改姓を受け入れることができず翌年ペーパー離婚し事実婚をしている女性が意見陳述をした。
女性は「事実婚を希望したが、夫の両親に強く説得され法律婚をして改姓した。しかし、新婚旅行先でも自分の名前を失ったことの苦しみや悲しみを感じて泣いてしまうこともあった。『あなたが名前を変えたくないのと同じで私も変えたくない。私と一緒にパートナーとして生きていこうと思ってくれるなら事実婚を選んでほしい』とお願いし、話し合いを重ねた。2人とも伴侶としていきたいという思いを確認し、2003年4月に離婚届を提出した。法律婚夫婦と同じように生活していても配偶者控除は受けられず、生命保険の契約ではスムーズに受取人になることができなかった。私の名前は祖父母が氏名全体の画数を考えて名付けてくれた。生まれたときに与えられた氏名で生きたいという私の思いを通すためには事実婚を選択せざるを得なかった。選択的夫婦別姓が実現すれば法的にも婚姻関係を結びたい」と、思いを語った。
次回期日は12月5日10時30分から東京地裁103号法廷で。
【政府】女性差別撤廃条約実施状況報告書に盛り込むべき事項を意見募集 9月28日~10月17日
内閣府男女共同参画局は9月28日、女性差別撤廃条約第9回報告書(2020年3月提出期限)に盛り込むべき事項の意見募集を開始した。意見の提出は10月17日までにメールフォームか郵送で。問合せ:内閣府男女共同参画局総務課(国際担当)意見募集担当TEL・03-6257-1357 詳細は以下のサイトで。
URL・http://www.gender.go.jp/international/int_kaigi/int_teppai/iken_9th.html
【インフォメーション】
◆10月14日(日)13:00~16:30
▼国際シンポジウム「アラブ世界の女性と逸脱:グッドとバッドの境界で」
▼研究報告:ナディア・ヤクーブ(ノースカロライナ大学チャペルヒル校)「アラブ世界のバッド・ガールズ」、ディヤ・アブド(ギルフォード・カレッジ)「米国とアラブ社会における愛情と逸脱を生きる:文化越境者としてのジレンマ」(日英同時通訳あり)
▼会場:お茶の水女子大学大学共通講義棟1号館304室(地下鉄茗荷谷駅)
▼申込み:ウェブフォームから
URL・https://crdeg.cf.ocha.ac.jp/ocha2/igs/20181014
▼主催:お茶の水女子大学ジェンダー研究所