映画『標的』クラウドファンディング
2019年06月14日|カテゴリー:市民運動紹介
映像ジャーナリストの西嶋真司氏が、制作中のドキュメンタリー映画『標的』の制作費と宣伝費を募るクラウドファンディングが4月から始まっています。主人公は、元『朝日新聞』記者で現在は韓国カトリック大学校客員教授の『週刊金曜日』発行人、植村隆氏。1991年に書いた元日本軍「慰安婦」に関する記事を「捏造」とされ、本人だけでなく家族までもが激しいバッシングにさらされました。神戸の女子大への転職はダメになり、当時高校生だった娘を「殺す」という脅迫状まで届きました。
自分たちと価値観の異なるメディアや個人を狙った攻撃は執拗さを増し、それに屈するかのように多くのメディアが沈黙する現状。このような状況に危機感を抱いた市民らが植村氏の周りに結集し、マスコミ関係者、弁護士たちも支援に立ち上がりました。西嶋氏は、「おかしいことをおかしいと言う。メディアとしての当たり前の役割が機能しなくなっている日本の現状を、より多くの方に知ってほしい」と、制作にあたっています。
●目標額 300万円
●締切日 2019年8月22日23時59分まで。
※今年6月4日現在、153人、223万7030円が集まった。
●集まった金額の使用用途:撮影及び編集費、上映用素材制作費、ナレーション録音費、楽曲や資料映像の著作権料、HPデザイン費、パンフレット制作費など。
●詳しくはURL・https://a-port.asahi.com/projects/target/