読者会から
2021年04月30日|カテゴリー:読者会から
ありらん文庫読者会
5月8日(土)16時~17時、記録作家・林えいだい記念「ありらん文庫資料室」(福岡市中央区梅光園2-23-16東洋企画ビル2階)。参加費無料。4月に第2回目を開催しました。参加者は11人。1322号矢嶋宰「謝罪というのは相手の顔を見ながらするもの」を読み合わせました。参加者の中にはナヌムの家を訪問したことのある方も多く、賛同を得られたようでした。1317号44ページ「電磁波」の記事も関心を呼んだようです。定期購読者が1人増えたのも嬉しいことでした。問合せ(092・406・8609ありらん文庫資料室・森川)
川越ふじみ野読者会
5月8日(土)18時~20時、ウェスタ川越2階会議室5(「川越駅」西口5分)。誌面の感想を中心にフリートークを行なっています。4月は4人が参加。▼大学進学を控えた子どもを持つ参加者から、1323号「コロナ禍の奨学生」がよかったとの意見。「多額の借金をかかえて、卒業・就職しても、結婚もできないかもしれない」。いま高校3年生に対して奨学金制度の説明会もあるという。学ぶ権利が損なわれているのは確か。芸大生の表紙も好評でした。本人が実名で登場して語っているのはとても説得力があります。この特集は、また取り上げてもらえるとありがたいです▼1321号。放送、出版界の女性の座談会。実名で行なわれたことで、ジェンダー平等の必要性のリアリティが伝わってきた。また「金曜ジャーナリズム塾」講義を聞いた若者たちの感想は毎回頼もしい▼1324号での河村たかし表紙写真。これでは誤解を生むのではないかとの意見。もう少し工夫してほしい。読んだ本や映画の感想も。読者の交流の場です、気軽にご参加ください。 問合せ(090・8179・0268 Mail・ysakumi1031@gmail.com サクミ)
京都読者の会
5月14日(金)18時~(開催曜日変更に注意)、一念寺(市営地下鉄「五条駅」、花屋町通西進、親鸞聖人像左折、東中筋通南進左側)。テーマは「この世の終わり」です。『陸軍中野学校竜三号指令』(1967年、大映)では、冒頭、いきなり正体不明の工作員がモーゼル拳銃で日本軍車両のタイヤを撃ち抜く。また、中国側の女性工作員・周美蘭が拳銃の早撃ちで日本の憲兵を倒す場面は圧巻。周美蘭が魅力的な人に思えてくる▼米国のコロンビア交響楽団は非正規雇用なのに大成功を収めた。出すものを出していたからだ。日本のオーケストラで女性登用に積極的なのは、新日本フィルだ(弦楽器の過半数が女性)。九州交響楽団では、各楽器の首席奏者に女性が多い。読売日本交響楽団では、女性の客演奏者を招いたり、他楽団から女性楽員を引き抜いたりしている。他方、女性楽員採用に消極的なのがN響だ。この場合、「管弦楽団」ならぬ「残念楽団」だ▼『ラストエンペラー』のDVD発売元は、何と東北新社。日本のラストエンペラーは菅義偉氏だろうか▼水戸地裁判決で東海第二原発運転禁止。原子力規制委員会により柏崎刈羽原発運転差し止め。眠り猫もたまには起きるらしい。問合せ(075・312・2587田中)
あいち読者の会
5月15日(土)13時半~、「イーブルなごや」2階第1研修室。テーマは各自で設定。1週間分のレポートを参考に議論します。1324号「名古屋市長リコール署名偽造事件で苦境」に関連し、地元の身近な政治問題だけに議論が沸騰! 言い逃れのできない関係者の指紋や議会議事録から、市長は偽造中であることをすでに昨年11月初旬に知っていたことになる。にもかかわらず、これらの証拠も無視する市長の対応に唖然。さすが「大物政治家!」を再確認。それにしても、本誌記事は一方的な市長の主張と弁明です。しかも17ページ末文の締めで、「今回の問題は、公共事業における運営の適正さの議論。表現の自由の問題じゃない」とまで言わせています。編集方針としていかがなものか? おおいに不満です。問合せ(052・613・4028中島)
読者会・さいたま・日曜
5月16日(日)14時~16時、さいたま市市民活動サポートセンター(JR「浦和駅」駅前パルコビル9階)。奥の方でやっています。会場が開いている限り実施します。048・813・6400 URL・http://www.saitamacity-support.jp/でお確かめの上、不織布マスクでご参加ください。直近発行の4~5回分をご持参ください。前回の参加者は6人。▼1318号「風速計・女性蔑視のルーツ」掘り下げて述べており、共感できる。何でも天皇制を理由にしているとの反論もあったが、やはりルーツはそれだ、という声の方が大きかった▼1319号45ページ「嘘つき煽動者を壇上から降ろせ!」トランプは「悪」、バイデンは「善」というウォール街のファクトチェックによる単純な二元論で語ってはいけない。真実はまだ判明していないのかもしれない▼1320号「被災地の精神科医が綴る津波と放射能」物理的な復興ではなく、地震、放射能被害からの心の回復という観点での報告で貴重だった▼1322号「小児甲状腺がん250人の現実」3・11から1カ月弱でやっと放射能問題を扱ってくれたことは嬉しいが、現状の酷さに沈んだ▼1323号「STOP!9条改憲」の運動、基本賛成だが、本質の自衛隊や日米安保問題に触れていないように見え、深く共感できない。「アンテナ・『聖火リレー』源流はナチスだ」は勉強になった。放射線暴露を恐れない「ハッピーロードネット代表・西本由美子理事長」もランナーで、嬉々としてラジオのインタビューを受けていたが通じるものを感じる▼1324号「ラムザイヤー論文騒動」なんでこんな人が人質司法も擁護する日本法の専門家で、ハーバード大学の教授なのか疑問。「経済私考」アルケゴス騒動を扱うならこのような視点がほしかった。当該社はヘッジファンドではなくファミリーオフィスなので規制対象でなかった。「『元号表記』の矛盾まざまざ」思っていたことがすべて書かれていてスッキリした。明治からの「伝統」として同性婚、夫婦別姓問題などと通底しており早く葬り去るべきだ▼本のお勧め。『物的中国論』(青土社)、現在の中国の行動原理の解説書として他書とは一線を画す良書だった。「金曜日から」1318号、安田菜津紀インタビューに対し「すんなり読めない部分がある。予備知識のない人に届く文章だったか? 今後は肝に銘じたい」(文聖姫)。1319号、「投稿者の皆さんの編集者となり、やりとりをしながら原稿の完成度を高め、掲載へ。なかなかの充実感です」(佐藤和雄)。両記者の活躍は誌面以外からも漏れ聞こえているが、さらに誌面の充実に注力してほしい。問合せ(Mail・SaitamaSunday@yahoo.co.jp)