読者会から
2021年11月26日|カテゴリー:読者会から
東京南部読者会
11月26日(金)18時~20時半、大田区消費者生活センター第4集会室(JR「蒲田駅」東口5分)。会場費を応分負担。参加者は体調管理、マスクをお願いします。10月は当読者会創設12周年で映画『ショックドクトリン』を上映。参加者は16人。▼1973年、チリの軍事クーデターの背後にはアメリカの画策があったことは知っていたが、新自由主義に基づく経済政策まで用意されていたとは知らなかった。アメリカは周到にクーデターを準備していた▼戦後、アメリカが占領した国で思い通りに統治が進んでいるのは日本だけ。ベトナム、イラン、フィリピン、イラク、そしてアフガニスタンといずれも失敗している。欧米型の近代合理主義を押しつけても、反発を買うだけである。アメリカと対等に付き合わないと日本の将来はない。そのためには、日米合同委員会を廃止すべきである▼日本維新の会は「維新」を革命のようにとらえているが、明治維新は革命ではなく、クーデターである。支配階級は江戸時代と同じく武士階級であり、そのイデオロギーが家父長制であり夫婦同姓である。夫婦別姓はこれの崩壊につながるから、保守派は反対しているなどを論議。問合せ(090・6711・9251杉本/当日は070・5460・6652松島)
練馬読書会
11月27日(土)18時半~21時、こみゅにていかふぇ「和」(「大泉学園駅」3分)。参加費は会場使用料。10月の読者会は参加者4人。▼「選択的夫婦別姓」戦後、家父長制は廃止された事になっているが、いたるところにその痕跡がある。「戸籍」「財産分与」「墓の継続」といった場面ではそれがしばしば勢いを盛り返す。90%以上が夫の姓を名乗っているなどもその一例だろう。一方で、男性が姓を変えることにより巨大な「一族」を形成する例も政財界には多い。「選択的夫婦別姓」には賛成だが、同時に「家制度(家父長制)の痕跡」への問い直しも進める必要がある▼「野党共闘」かなりの熱量で総選挙への特集が組まれているのは評価できる。各党がどのような姿勢で努力していくことが障害を小さくして、成果をあげていくことができるのか。それぞれの立場からの提言などを載せてほしい▼「食料自給」依然としてカロリーベースで37%、飼料自給率を反映した動物性食品の自給率はさらに低い。米国頼みの状況と本誌では書いているがその背景は農業だけの問題なのか、全体像を示す必要を感じる(ソ)。問合せ(qablza3012@yahoo.co.jp)
倉敷読者会
11月28日(日)13時半~17時、倉敷労働会館(「倉敷駅」10分)。参加費300円。 10月は15人の参加。▼第1部は衆院選について討論。「れいわ新選組の説明を聞いて考えを変えた。消費税の70%以上が法人税や富裕層の減税のために使われた。1200兆円は国民一人ひとりの借金ではない。大企業の内部留保や大金持ちから取り上げるべきだ」▼第2部は『図解 はじめて学ぶ みんなの政治』を読んだ会員からの報告と討論。「イギリスの教科書で、政府に対する抗議行動や革命の記述が最初に出てくるのには驚いた」「権威主義国家に対して民衆は抵抗しなければならないとか、マスメディアは政府から独立していなければならないと記述されている」。個人がすぐできることとして、地元の議員や記者に手紙を書く、討論や不買運動などさまざまな活動に参加する、立候補すること等が書かれている。などの意見が出た。問合せ(horiissm123@outlook.jp 堀井)
みやぎ読者会
12月1日(水)19時~20時45分、仙台市市民活動サポートセンター(青葉区一番町4―1―3)。会場費200円。▼選挙結果に落胆。総裁選騒ぎに続く野党共闘に対するネガティブキャンペーンなど、メディアによる影響。自公政権継続に加え維新の躍進、改憲への勢いに弾みがつく▼辻元清美落選など残念な結果もあったが、野党共闘に効果はあり、宮城でも1人区で元議員が接戦で競り勝った。野党共闘は市民の要請が土台にある。短期的な結果だけであきらめてはいけない。新規参加の方は事前にお問い合わせください。問合せ(090・2023・5155里見)
噴火湾読者会
12月4日(土)14時~、室蘭市水元町27―1Y棟集合。11月参加の5人は、10月23日開催の『標的』上映会にも参加。例会は映画感想会となりました。映画後半で父(植村隆)を語った娘さんが、心の深いところで支えていた様子が伝わってきた。姿を隠して攻撃する卑怯者は恥じ入ることだろう▼上映後に植村隆講演会。夜は室蘭やきとりで懇親会。社長コラムで紹介された室蘭の勇者が集合。この地にまつわる、強制労働・外国人差別・軍需工場・核PCB処理など、さらに改憲策動阻止の取り組みは、日々積み重ねられているのです▼1352号52ページ、四方田犬彦「王様が~」ONODAとMINAMATAと、外国映画に頼る日本を叱咤。賛同し嘆く声あり。これは、「非正規国」日本の象徴かも。問合せ(080・4320・3521 qze17450@nifty.com)