読者会から
2022年02月25日|カテゴリー:読者会から
みやぎ読者会
3月2日(水)19時~20時45分、仙台市市民活動サポートセンター(青葉区一番町4―1―3)。会場費200円。フリートーク。▼1360号「風速計」(田中優子)が示唆する自分の無力感からくる自分への怒り。また、1361号「風速計」(雨宮処凛)で取り上げた頻発する自暴自棄殺人〈未遂〉事件の動機。さらにその背後に困窮者を孤立に追い込む、自己責任社会と脱福祉政策を憂う▼1362号「歓喜へのフーガ」相手を物のように見るとき、虐殺が可能になるとの渋谷敦志の指摘は尊厳にかかわる問題▼同号「経済私考」半世紀前の宇沢弘文らの慧眼、未来のために問うイフを現実にしていくことは尊厳につながる▼「下段倶楽部」矢崎泰久の預言に耳を傾ける。新規参加の方は事前にお問い合わせください。問合せ(090・2023・5155里見)
噴火湾読者会
3月5日(土)14時~、室蘭市水元町27―1Y棟前集合。2月例会の参加は4人。▼1362号「新龍中国」で香港の知る権利剥奪をレポート。日本でも真実隠蔽横行と共通性を強調。大阪府と読売大阪の協定も隠し事の共謀か。内田樹「凱風快晴」(1361号)は、この連携をもはやジャーナリズムと呼べないと書く▼1360号の四方田犬彦は、日本共産党の党名堅持を支持するが、「神聖」などの言挙げは何を茶化すのか? 同号のNHK番組改竄記事中に、中川昭一発言として「毅然として拒否したらいい」とあった。いじめで、被害者が抵抗しなかったのが原因だという屁理屈と共通▼1361号表紙、日本だけ賃下げの文字も含めてGOOD! 問合せ(080・4320・3521qze17450@nifty.com)
福島読者会
3月6日(日)13時半~16時半、福島市市民活動サポートセンター(チェンバおおまち3階、JR「福島駅」東口7分)。会場費を割り勘。前回参加者は4人。参議院議員選挙に向けた現在の状況や、参院選後の国会の動向、政権批判、また劣化している情報社会、労働組合でなくなってきている連合、護憲派や左派のあり方などで意見が交わされました。そして、環境問題に消費者が声を上げていくことの必要性や、コロナ第6波を取り巻く今の状態なども話し合われました。問合せ(090・1398・2720高橋。留守電の場合、必ずメッセージをお願いします)
京都読者の会
3月8日(火)18時~、一念寺にて(市営地下鉄「五条駅」下車、花屋町通西進、親鸞聖人像左折、東中筋通南進左側)。テーマは斎籐充功著『陸軍中野学校全史』(論創社)を読む。ちなみに金正日が大映の『陸軍中野学校シリーズ』のファンだったそうだ。▼古書店で東京国税局の職員録を購入(300円)。調査官・査察官・警手・用務員・自動車運転手・電話交換手・診療所医員・レントゲン員・休職者・税務大学校研修生などの氏名が掲載されている(昭和48年版)。オモシロイ▼歌舞伎の『大物浦』では、平知盛が「戦乱は修羅道だ」と悟り、義経と和解したうえで死んでいく。この点において本作は反戦劇であり、ここを理解すれば、味わいが深まろう。片岡仁左衛門の名演が知られている▼昨年12月17日、観世流が「碇潜(いかりかづき)」を上演(シテ=味方玄)。この曲は『大物浦』の原型であり、シテが碇を両手で持ち上げたまま退場していく様子は迫力満点。当日は満席だった。問合せ(075・312・2587田中)