読者会から
2023年10月27日|カテゴリー:読者会から
練馬読者会
10月28日(土)18時半~21時、こみゅにていかふぇ「和」(「大泉学園駅」3分)。会場使用料数百円。9月の読者会出席者は3人。▼関東大震災虐殺100年目ということで、自警団による虐殺の記事が多かった。『福田村事件』の映画上映もあり、例年よりも関心が高まっている感がある。反面、横網町公園での朝鮮人犠牲者追悼式典では各政党からの挨拶やメッセージが少ない。知事の追悼文取り止めの影響もあるのだろうが、多数の人々による圧倒的な無関心がある▼「ジャニーズ性加害問題」日本のメディアもようやく対応し始めた。ただ性暴力の問題は映画界などでたびたび指摘されてきている。ジャニーズ事務所のみに矮小化されることなく、わが国の抱える人権問題として引き続き取り上げていく必要がある▼「そごう・西武百貨店ストライキ」家電量販店への売却に端を発したストライキだが、労使協調路線のもとで痛めつけられ続けている労働者の業種を越えた共感を生んでいる。周辺の反応もかつての交通ストのような反感は少ないように感じる。これら人権をめぐる状況で拠点的には好ましい現象が複数生じているのは確かなのだが、大きな波とならないのはそれらを特異な例外に留めたい大きな勢力によるものだろう。ほかに掲載を希望する題材として、コロナ、インフルエンザの感染症の現況と万博・IR問題が出た(ソ)。問合せ(qablza3012@yahoo.co.jp)
福島読者会
10月29日(日)13時半~16時半、福島市市民活動サポートセンター(チェンバおおまち3階、JR「福島駅」東口7分)。会場費100円。9月は、報道とジャーナリズムのあり方、政治の現状などを中心に意見が出されました。▼ジャニーズ問題や処理汚染水で露呈した日本のマスコミ、右ならえの報道ジャーナリズムの劣化、政権におもねる利権者や政権補完勢力とその利己的な支持者の目に余る関与への批判的意見。特に処理汚染水放出に関しては、放出が正しく、問題が風評被害と中国批判にすりかえられている現状などに意見が出されました▼人も資源も食料も外交手段も不足している日本は、戦争できる訳がないのに、アメリカのいいなりになり、中国の脅威を煽り、軍事化に突き進んでいる。このままでは憲法が改悪され、国民監視のもと国民主権が奪われる。自国維公には去ってもらいたい。次回は、政局以外の話題にもテーマを広げて意見を交わしていきたいと思います。問合せ(090・1398・2720高橋※留守電には必ず名前とメッセージを)
読者の会・浦和
10月31日(火)18時~、カフェ土瑠茶(京浜東北線「浦和駅」もしくは埼京線「中浦和駅」15分)。テーブル料1500円を参加者で分担。1440号「大江健三郎特集」に反応した参加者あり。筆者の1人、山崎行太郎の「保守論壇の面々のお粗末で杜撰な議論が許せなかったのである」と綴る著書を、熱心に読んでいるという。読者の不意を突く特集は、これからも期待したい。問合せ(048・834・1232市民じゃ~なる)
みやぎ読者会
11月1日(水)19時~20時45分、仙台市市民活動サポートセンター(青葉区一番町4―1―3)。会場費200円。フリートーク。▼映画『国葬の日』と『福田村事件』が話題に。本誌のシリーズ特集「関東大震災から100年」とは別の切り口▼スポーツが報道に占める割合も、PCとスマホのスクリーンを見つめる時間も増大。戦後の日本人愚民化政策3Sは今も続く。若者にとって安倍元首相が身近になったのは、その体現者だからか▼アイドル文化は、ソフトに見えるが、少年少女対象の早期洗脳が巧妙で罪深い。特殊な世界と見ないふりをしてきたが、搾取と虐待を伴うもう一つのS▼統一協会やジャニーズ同様に原発政策の断罪はあるか。悪は、目くらませしながら、したたかに存続するように思えてならない▼ガザはどうなる▼問合せ(090・2023・5155里見)
噴火湾読者会
11月4日(土)14時~、室蘭市水元町27―1Y棟前集合。10月例会は5人の参加。▼1440号「大江健三郎特集」本多勝一による大江氏批判は80年代。その言論と行動のずれが問題となり得た時代を振り返ってメンバーが、愛憎こもごもだと。現代では羨ましい議論の場だった。ネット社会は揚げ足取りと罵倒合戦ばかりなり▼1442号「関生支部弾圧事件記事」正義から逃げる最高裁に怒り。辺野古でも手続きだけを論じて地方自治を足蹴にした。法の番人は番犬化するな▼1443号。尹政権下で進む「慰安婦」否定の動きに驚き。日本で歴史改竄の動きはあるが、韓国で似たような「慰安婦」否定運動があるとは。「徴用工」問題でも日韓で共に否定し、「未来志向」の一言で暴力的に被害者を黙らせるとは。金儲けに邪魔な過去の汚点なら、勝手に書き換えるつもりらしい。恥ずべきこの動きは、続報で詳しく知りたい。映画『福田村事件』も話題に出て、歴史に向き合う覚悟を考えました。問合せ(080・4320・3521qze17450@nifty.com)