コンゴ共和国で養蜂教室を継続したい
2024年01月12日|カテゴリー:市民運動紹介
絶滅危惧種であるマルミミゾウと共存するためにアフリカ中部のコンゴ共和国で養蜂教室を始めました。熱帯林が広がるコンゴ盆地に、2023年に世界遺産登録されたオザラ・コクア国立公園があります。その入り口のンボモ村ではゾウが人間の主食であるキャッサバ芋の畑を荒らすため、村人は食べ物に困ったり農業収入が断たれたりして貧困化してきました。
国立公園当局は昨年、村とその周辺の耕作地を電気柵で囲い、その中では安心して農業ができるようになりました。しかし、農業を諦めてしまった村人たちは小規模な商売で食いつなぎ、電気柵の外に畑を開墾した村人たちはゾウの出没に寝ずの番をするなど、生活はなかなか安定しません。国立公園の定職に就ける人も限られており、多くの若者が失業中です。
そこで「野生生物と共存する村づくり」として、野生生物保全論研究会(JWCS)では村人たちの代替収入源を創出するプロジェクトを2年前に始めました。そのひとつが養蜂教室です。森の恵みを利用した養蜂は副業にぴったりで、生徒はコンゴ在住日本人スタッフと一緒に熱心に学んでいます。ところが助成団体の事業再編により次年度の資金が得られなくなってしまいました。これからもぜひ続けたいと思いますので、ご協力をよろしくお願いします。
JWCS:https://www.jwcs.org/
電話070・4342・5697
「JWCS 養蜂」で検索 https://congrant.com/project/jwcs/8851