イベント情報 関連イベントや読者会イベントなどをご案内いたします。

読者会から

札幌読者会 3月22日(土)9時半~12時、エルプラザ4階研修室4。参加費200円。直近1カ月の本誌持参で。本誌購読を考えている人のお試し参加OK。2月定例会は7人の参加。▼1507号18ページ「ドイツ連邦議会決議」(駒林歩美)と、1509号14ページ「甦るナチス」(水島朝穂)のドイツ民衆右傾化阻止が多く支持を得た。躓きの石など歴史への反省の反動があるのではないかという意見。1508号「言葉の広場」にもあった加藤周一の戦争責任論の重要さを指摘する意見も。また、今年の2月に亡くなった、自衛隊違憲判決(1973年札幌地裁)を出した福島重雄の特集がほしかったとの声もあった。問合せ(011・695・7344/留守電ありnekoneko33@icloud.com佐井)

練馬読者会 3月22日(土)18時半~21時、こみゅにていかふぇ「和」(「大泉学園駅」3分)。会場使用料を割り勘。2月の参加者は5人。▼1508号「フジテレビ問題とメディア」日枝久相談役の辞任が不可欠でそれなしには前に進めないように思う。それとメディア全体への不信が大きな問題となっている。兵庫県知事選挙ではそれが顕著に表われた。「SNSの方が信用できる」と検証が難しいとされるSNSに依存する人が増えているのは憂慮すべきこと。参議院選挙を控える中、メディアの影響に注目せざるを得ない▼1509号の特集ではEUの中核国ドイツが大いに揺れている状況がわかる。「右傾化阻止にドイツ民衆32万人」という見出しだが、実際は移民に対して規制を主張する勢力が伸長しているのが現実だ。2月23日に行なわれた選挙でも「極右」と言われるAfDが第2党となった。当会では、「移民の制限は必要」という意見もあり、人権を大事にしつつ格差・差別・紛争をなくしていくには、一国では解決できない問題だと思われた。そのほか「地域における高次脳機能障害の方への理解・取り組み」「トランプリスク」「能動的サイバー防御を強調して通信の秘密の制限を認める法案が成立」に向けて進んでいることなどがあげられた(キ)。問合せ(qablza3012@yahoo.co.jp)

埼玉北部読者会 3月23日(日)13時半~、栗原事務所(熊谷市久下)。2月の参加者は4人。▼1507号「政治時評」日本学術会議の法人化。法人化への問題点やこれを推し進める政府への姿勢に多くの学者・弁護士など識者が反対の声を上げていることを支持する。国立大学が法人化され、自主性や独立性を失って、国の関与が強まってきていることを肝に銘じるべきだ▼1508号「くらしの泉」食品添加物の規制問題。規制の在り方については、米国と日本では相当の違いがある。どちらが正しいとすぐに判断できないがしっかり考えていくべき▼同号「経済私考」米大統領選挙で、フランシス・フクヤマが従来の労働者階級は「民主党」を支持していたが、工業地帯が工場の閉鎖により、ラストベルト地帯に陥ったのはエリート層の独善的な政策の間違いによるものと解し、共和党のトランプ支持に転じて彼を当選させた。この事はかっての共和党が国際主義を主張し、自由貿易を推進してきた政策を、トランプの登場によってナショナリストで孤立主義に共和党を転換させた。これについて『歴史の終わり』『歴史的敗北』(いずれも米国を指している)と記述。これに関して1504号「風速計」(宇都宮健児)、同号「凱風快晴」(内田樹)で同様に問題視している。私たちは先が見えず、困難の中で進んでいかなくてはならないのか。問合せ(090・9138・1406kuni-kurihara@topaz.plala.or.jp栗原)

読者会・さいたま・日曜 3月23日(日)14時~17時、さいたま市市民活動サポートセンター(JR「浦和駅」東口パルコビル9階)。直近発行の4~5号分をご持参ください。2月の参加者は5人。▼1505号36ページ「合成生物で作られたチョコレート」は知らなかった。規制すべきかも含め、政府は調査をしろ。水俣病、PFASなど産業よりの姿勢が目立ち規制どころか調査も遅い。ダメならケネディジュニアに期待しよう! 彼は反ワクチンとして有名だが農薬を含む化学物質も制限する模様▼1508号46ページ「映画から読み解くシリアとパレスチナ」48ページ文末の「ガザの殉難者の血こそが、アサド政権の崩壊につながっている~」モザイクなシリアや周辺をこのように抽象表現されると理解できない▼1509号59ページ「がんばれ トランプ」日本政府は、米国に安全保障を任せることで国益が守れるとの姿勢。多極化に伴い、それを望めない現実をトランプは突き付けている、と著者。その国益(貿易黒字)はアメリカに還流されるだけで日本人には利益がないという反論もあった。討論は続く。同号14ページ「数十万のドイツ民衆」ドイツの現状の理解が深まったという意見。一方、写真では凄い数に見えるが、反イスラエルのデモほどでもないし支持率は横這いで影響はなかったのでは? タイトルは盛っている。問合せ(SaitamaSunday@yahoo.co.jp)

読者の会・浦和 3月28日(金)18時~、カフェ土瑠茶(京浜東北線「浦和駅」または埼京線「中浦和駅」15分)。テーブル料を参加者で分担。問合せ(090・3087・4558江上)

東三河読者会 3月29日(土)13時~、アイプラザ豊橋301号室。会費200円。▼1507号13ページ「これで『停戦』と呼べるのか?」を題材に、「イスラエルとハマスの停戦はパレスチナに平和をもたらすか」「ハマスとの闘争においてイスラエルが最終的に希求するものは何か」「ハマスとの戦闘においてイスラエルに大義はあるか」などについて話し合った。「停戦は破棄され、イスラエルのジェノサイドが再び始まるのではないか」「イスラエルは最終的にユダヤ人だけの国家を希求している」「ハマスのイスラエル奇襲による人質拉致は許されないが、その後のイスラエルの報復はジェノサイドそのもので、さらに許されない」「歴史的に見て、ハマスのイスラエルに対する闘争は国連憲章51条の自衛権の行使ではないか」などの意見が出された▼トランプ大統領の国際刑事裁判所の職員に制裁を科す大統領令についての批判や安保理事会における常任理事国の拒否権行使による機能不全にも意見が及んだ。いずれにせよ、国際社会において軍事力すなわち武力が正義となれば、その強者と弱者の間に軋轢が生じることは歴史が証明するところであり、この上に築かれた平和は永遠に続くことはない▼ネットから得る「情報」と読書から得る「知識」との違いを『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』(三宅春帆)から学ぶ。問合せ(090・7300・8121小林)